八谷和彦—OpenSky 2.0
ICCで今日から八谷和彦さんのOpenSky 2.0展が始まります。
ナウシカに登場するアレを実際に飛ばしちゃおうとしてます。
最高にワクワクドキドキしますね(^^)
概要
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]では,リニューアル企画展第二回として,「八谷和彦—OpenSky 2.0」展を開催いたします.八谷和彦(1966年生まれ)は,互いの見るもの聴くものを入れ替えてしまう装置《視聴覚交換マシン》(1993)や,映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するホバーボードを実現すべく,ジェット・エンジンで浮上する乗りもの《エアボード》(1999,2001)など,コミュニケーションに関わる作品や自身の夢の具現化ともいえる多くの作品を制作発表しています.
また,メールソフト《ポストペット》を発案し,現在までディレクションを行なうなど,「発明系アーティスト」として多くの人々に知られ,人気を博しているメディア・アーティストです.「OpenSky」は,「個人的に飛行装置を作ってみるプロジェクト」として2003年に開始されました. このプロジェクトは,個人の制作による,実際に乗れる一人乗り飛行装置(パーソナル・ジェット・グライダー)を実現することを最終目標に現在も進行中であり,機体の基本設計および模型機による実験(フェーズ1),人が乗れる実機の試作と低高度の試験飛行(フェーズ2)をへて,間もなくジェット・エンジンを搭載した実機による,有人飛行(フェーズ3)へと到達する予定です.
本展覧会は,このプロジェクト「OpenSky」に焦点をあて,そのコンセプトやこれまでの実験の膨大な映像記録資料と,模型機および実機の展示,フライト・シミュレータやジェット・エンジンの音の体験などを,インターネットも活用した多様なプレゼンテーションによって,これまでのプロジェクトの全貌を開示するものです.
「夢のようなこと」がたとえ個人であっても……むしろ個人であるからこそ実現可能であることを検証するプロジェクトでもある「OpenSky」は,わたしたち自身が,空を自由に飛ぶことができるということを「夢」から解放してくれるものにちがいありません.